なぜこんな話になったのか

GoogleMapの建物情報があまりに多くて正確で、「一体どうやってこんなことを?」と不思議に思ったところからだった。 オープンストリートマップと比べても数が多すぎる。利用者の数だけではない、何か別の仕組みがある。 そのうち、Googleという会社がなぜこの規模のものを作れたのか、他の会社が真似しないのはなぜか、そんな話に流れていった。 そして思った、名前や仕組みをパクられる時、自分の作った“もの”は守れないのか、と。

そこから、私自身が作ってきた掲示板やサービスの話に繋がった。 JavaScriptを使わず、JSONで保存し、CGIで動かし、フォルダに分散した設計。 正直、他人が真似しようとしても面倒なはずだ。 だけどそれが、パクられない代わりに、誰にも使われない結果にもつながっている気がしてた。

私は、自分が必要とする機能を信じて作ってきた。でもそれが他人にとっての価値とは限らない。 周りに聞いても「別に欲しくない」「無料なら使うけど」そんな声ばかり。 それでも私は、無料であっても人に価値を届けられたことを“成長”として確信している。

でも、それだけで終わってはいけない。 「成長した」という実感に甘えて、このままでいいと思ってはいけない。 サービスも、私自身も、次の段階に進まなければいけないと気づいた。


私の理解と本質

・どれだけすごい技術でも、それが人に伝わらなければ“使われない” ・無料で提供し、価値を届けられたことは大きな一歩であり、実績であり、自信につながる ・だが、それが一時的な歩みの一部でしかないことを自覚して、次の“変化”を受け入れる覚悟が必要 ・人に使われなくてもいいものを作るのと、人に届くために表現するのは、似ているようで違う行為 ・“思想”や“こだわり”を明文化し、伝える手段に変えることで、自分の価値を他者にも共有できるようになる


この記事を読んでいるあなたが、やったほうがいいこと

・自分のつくっているものに、なぜそれを選んだかの“理由”を言葉にしてみる
・「伝え方」の設計を始める。構造や思想が伝わらなければ、価値も理解されないまま終わってしまう ・無料でやってるからこそ、「価値の提供」を自覚すること。その価値を“自分の誇り”として積み重ねていく ・“一時的な成功”で止まらない。もし「このままではよくない」と感じたなら、それが転機のタイミング ・発信や共有の形を変えてみる。それが次のユーザー、次の共感者、次の仲間につながる


無料であっても、自己満足であっても、「誰かに価値が届いた」経験があるなら、次は伝える番。 それが「使われる」というステージへの道。

このままでよくない、と気づけたあなたは、必ず次に進める。