「問い・方向性・自信」── 自分を取り戻すための視座


🧭 自信って「確信」じゃなく「方向」かもしれない

多くの人は「自信がある」という言葉を、「自分の能力を確信していること」だと思いがちだ。
しかし、本質はそこではない。

本当の意味での「自信」とは、以下のような“方向性の感覚”に近いものではないだろうか。

これらが見えているとき、人はうまくいっていなくても、「それでも進める」と思える。
つまり、自信とは「勝てる」という確信ではなく、「進める」という方向の手応えなのだ。


🔁 自分の体験と「問い・方向性・自信」の重なり

① 方向を失うこと=自信を失うこと

思春期に入り、それまで楽しかったことが楽しめなくなる。
他人の目や評価、比較や期待によって「好き」の感覚が濁っていく。
このとき、人は「自分は何をしたいのか」がわからなくなり、自信を失ってしまう。


② 問い直すことで方向を取り戻す

「どうしてそうなるんだろうか?」
そんな疑問を自分の中に持ち始めたとき、思考が再び自分の側に戻ってくる。

あるとき「ひろゆき」の考えに触れたことがあった。
それは自分が思春期に入る前、他人の感情より「自分の好奇心」や「楽しさ」を優先していた頃の思考にとてもよく似ていた。
つまり、ひろゆきは「模倣した対象」ではなく、**“思春期前の自分を思い出させてくれた存在”**だった。


③ “好き”から再び芽生えた自信

その後、自作アプリを使いたいという欲求から、プログラミングに触れるようになった。
最初は難しさもあったが、自由に形を変えられる世界に惹かれ、夢中になった。

この「自分でできる感覚」が、少しずつ自信として積み重なっていった。


④ 自信の育て方=好きなことを“問いながら育てる”

多くの人が「好きなことがない」と悩む。
でも、自信がない状態でも、とにかくいくつも試してみることが大事だ。
そしてほんの少しでも「好き」が芽生えたら、それを問いながら育てる

その問いが、「方向」を与えてくれる。
方向を得た人は、自然と自信を持つようになる。


📌 共通点を表にまとめる

体験のフェーズ テーマとの共通点
好きだったことが楽しめなくなった 方向感覚を失う=自信の喪失
他人の価値観に引きずられた 自分の“なぜ”を見失う
「ひろゆき」に昔の自分を見た 他者を通して、自分を再発見した
自作アプリを作りたい → プログラミングへ 好き・問い・方向の再発見
好きなことを試す→少しでも好めるものを育てる 自信は問いと共に育つ

🎯 まとめ:方向性を問うことで、自分を取り戻せる

問いは人生のコンパス。
好きなことは、そのコンパスを進ませる風。
そして自信は、その航路に根を張るようにして育っていく。